バレーボールVリーグ女子1部（V1）の久光スプリングスの新しい練習拠点となる「サロンパスアリーナ」が10日、佐賀県鳥栖市に完成した。オープニングセレモニーが行われたこの日は、選手による紅白戦形式のエキシビションマッチを実施。石井優希（32）や戸江真奈（28）ら2022～23年シーズン限りで現役を引退した6選手もリラックスした表情でプレーした。2年ぶりに女子日本代表復帰を果たし、鹿児島県薩摩川内市での国内合宿に参加している長岡望悠（31）もエキシビションマッチに参加。同期の石井と同じチームで楽しそうにボールを追っていた。

　キャプテンの大竹里歩（29）は「コートが（木床材に比べて衝撃吸収などに優れた）タラフレックス（の床材）で天井も高いし、やりやすいです。リハビリ器具を含めてケアの部分なども整っていますし、次のシーズンに向けて待ち遠しい」と感想を口にした。

　これまでの神戸市から練習拠点が鳥栖市に移ったことで、選手やスタッフの居住地域も変わる。「引っ越しも始まっています」と明かした大竹は「これから『鳥栖』の街をどんどん知っていきたいです。この九州という地を楽しめたら良いなと思っています」と期待に胸をふくらませていた。（西口憲一）

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